建築
私たちは、公共事業で培った広範かつ専門的な知見や実績を基に、建築プロセス全般での技術サービスの提供に加え、社内まちづくり分野をリードし、複雑化する都市空間の課題を創造的に解決していきます。
事業の上流であるファシリティマネジメント(FM)から、プロジェクトマネジメント(PM)、基本構想・計画、設計・工事監理、コンストラクションマネジメント(CM)など、事業の各段階で付加価値の高い建築設計、コンサルティングサービスを行います。
主な技術サービス
建築は人々の生活を支える社会基盤としての機能のみならず、都市やまちの魅力をより一層高めるための重要な要素でもあります。そのため社会ニーズを的確にとらえ、地域の歴史や文化、周辺環境との調和、エリア全体の賑わいや魅力向上、持続可能なまちづくりの実現に向けた建築設計、コンサルティングが求められます。
わたしたちは、総合コンサルタントの強みを活かし、土木×建築が一体となった新たな建築空間づくりの提案、機能性とデザイン性を兼ね備えた建築物の計画から設計、工事監理まで、技術力と組織力を結集してお客様の多様なニーズにワンストップで対応しています。
<主な業務>
土木と建築にまたがる広範な視点から土木付帯建築物のコンサルティングをします。ダム、水門、ポンプ場、へリポート、トンネルなどの人々の生活を支える社会基盤インフラ施設は、インフラそのものだけではなく、管理棟、電気室、発電機室、機械室などの建築物が付帯されており、土木構造物と建築物が一体的に運用されます。
わたしたちは、総合建設コンサルタントとしての強みを活かし、ワンストップで土木分野との連携・調整・検討を行うことで、土木分野と建築分野にまたがる広範な視点から、機能性、経済性、デザイン性等に配慮した土木建築物に関するコンサルティングサービスを提供しています。
<主な業務>
公共施設は、同時期に整備されたため一斉に老朽化が進んでいる中で、地方公共団体の厳しい財政状況、人口減少や少子高齢化によるニーズの変化から、整備や管理方法の見直しを迫られています。
特に公共施設の整備にあたっては、社会状況や地域性を分析し必要性等を明らかにしながら、住民をはじめとするステークホルダーに十分な説明を行う必要があります。わたしたちは、社会の変化やニーズに対応した公共施設の総量や用途、管理方法など、設計に至るまでの上流段階からコンサルティングサービスを提供しています。
<主な業務>
コンストラクション・マネジメント(以下、CM)とは、建設生産に係るプロジェクトにおいて発注者から依頼を受けたコンストラクション・マネージャー(CMr)がプロジェクトの目標や要求達成を目指し、プロジェクトを円滑に進めていく活動全般のことです。
わたしたちが提供するCM業務サービスは、建築CMに加え、都市開発、インフラ等の基盤整備、関連土木事業など多様な連携が必要な複合プロジェクトに対しても総合建設コンサルタントのノウハウを活かし、お客様目線で建設プロジェクトの成功に向け、円滑な事業推進をサポートしています。
<主な業務>
私たちは『誠意をもってことにあたり、技術を軸に社会に貢献する』という企業理念のもと、発注者様の目指すべきZEBランクを提案・共有し、設計・コンサルティングを通じて省エネルギーと健康で快適な建築環境の両立を実現する建物の普及に努めています。
自社が受注する設計・コンサルティング業務のうち、ZEBが占める割合を50%以上とすることを目標とし、その結果として持続可能な社会の実現に向けた一層の貢献を果たしてまいります。
<主な業務>
主な事業実績
| 都道府県 | 静岡県 |
|---|---|
| 発注者 | 伊豆市 |
| プロジェクト名 | 伊豆市津波避難複合施設 テラッセ オレンジ トイ |
| 実施期間 | 2014~2024 |
| プロジェクト内容 |
南海トラフ巨大地震で甚大な津波災害が予想される静岡県伊豆市土肥地域において、住み続けられる街づくりを目指し、防災まちづくり推進計画立案から津波避難複合施設の設計・工事監理まで、10年間に亘り支援を行いました。全国初となる観光施設を複合した津波避難複合施設として、松林や公園と一体となった空間として日常的に利用されることで、地域住民や観光客の防災意識が自然と高まり、その結果として地域住民の暮らしや地域産業を未来につなげる「海に生きるシンボルとしての箱舟」として利用され始めています。 ◇掲載誌 新建築2024.9月号、GA JAPAN 190号、日経アーキテクチュア2025.5.8号 |
| 当社の役割 | 建築設計、工事監理 |
| 都道府県 | 東京都 |
|---|---|
| 発注者 | 東京都 |
| プロジェクト名 | 都立明治公園Park-PFI事業 MEIJI PARK |
| 実施期間 | 2022~2024 |
| プロジェクト内容 |
都立公園として初のPark-PFI事業として公募・再整備された都市公園です。設計当時、周辺では、東京2020オリンピックにあわせて新国立競技場が建設されると共に、スポーツクラスターと魅力ある複合市街地を目指すまちづくりが進められていました。私たちは、明治公園の事業コンセプトとして「都市のレガシーとなる公園」を掲げ、計画・整備・維持管理運営の一連を民間会社が担う官民連携事業として、これからの都市公園のモデルケースとなるような先進的な公園づくり・建築設計を実施しました。 ◇掲載誌 新建築2025.3月号 |
| 当社の役割 | 建築設計、工事監理 |
| 都道府県 | 宮城県 |
|---|---|
| 発注者 | 宮城県、仙台市 |
| プロジェクト名 | 宮城県防災航空隊・仙台市消防航空隊ヘリポート施設再整備事業 |
| 実施期間 | 2010~2018 |
| プロジェクト内容 |
東日本大震災により、被災した消防防災ヘリポートの代替となる施設を新たに設置することを目的とし、被災施設の損壊調査、別地での建替えに向けた適地選定業務、新候補地での宮城県防災航空隊、仙台市消防航空隊の庁舎及びヘリコプター格納庫等施設等の基本設計、実施設計、工事監理まで、7年間にわたり実施しました。 |
| 当社の役割 | 損壊調査、適地選定、建築設計、工事監理 |
| 都道府県 | 茨城県 |
|---|---|
| 発注者 | 土浦市役所 |
| プロジェクト名 | 小町の里体験館 |
| 実施期間 | 2011~2013 |
| プロジェクト内容 |
地域資源を活用した観光交流施設として、既存施設の機能強化を目的に、体験工房・カフェ・土間空間を備えた体験・休憩施設を設計しました。また、建物の新築に合わせ既存棟の内装や展示空間改修の他、外構や広場を一体的に再整備しました。 ◇受賞 まちづくりグリーンリボン賞 |
| 当社の役割 | 建築設計、工事監理 |
| 都道府県 | 神奈川県 |
|---|---|
| 発注者 | 平塚土木事務所 |
| プロジェクト名 | 大磯城山公園休憩施設 |
| 実施期間 | 2010~2013 |
| プロジェクト内容 |
旧吉田茂邸区域の来園者に対し、休憩機能やレクチャー機能を提供できる観光交流施設として設計しました。景観面では旧吉田邸の数奇屋風建築と日本庭園との親和性に配慮したデザインとしました。特に配慮する周辺環境として、再建された本邸からの見え方、日本庭園からの見え方、休憩所から日本庭園心字池からの景観に留意し設計しました。 ◇神奈川県平塚土木事務所長表彰 |
| 当社の役割 | 建築設計、工事監理 |
| 都道府県 | 神奈川県 |
|---|---|
| 発注者 | 川崎市市役所 |
| プロジェクト名 | 柿生小学校校舎増築 |
| 実施期間 | 2018~2022 |
| プロジェクト内容 |
周辺の開発需要の高まりを背景とした児童数の増加により、将来的な教室数不足や職員室等管理諸室の狭あい化が見込まれることから、既存校舎に隣接する市有地において、増築校舎及び既存校舎をつなぐ渡り廊下棟を設計しました。既存校舎との一体利用や運用への配慮、周辺景観との調和に留意しました。 |
| 当社の役割 | 建築設計、工事監理 |