ミャンマーのごみ収集を効率化する「グリーンリカバリー促進事業」

ミャンマーのごみ収集を効率化する「グリーンリカバリー促進事業」

日本工営は、環境省の「令和2年度 脱炭素社会実現のための都市間連携事業」に採択され、グルーヴノーツ(本社:福岡県福岡市)ならびに福岡市をパートナーに、福岡市の姉妹都市であるミャンマー・ヤンゴン市で、量子コンピューティング技術等を活用した最適な都市交通と環境づくりに向けた「グリーンリカバリー促進事業」を実施しています。

  • 「グリーンリカバリー(緑の復興)」とは、環境問題に重点を置き、持続可能な社会の再構築を目指す新型コロナ禍からの復興計画で、EC加盟国やカナダをはじめ世界で取り組みが進んでいます。

脱炭素社会の実現に向けて

グルーヴノーツは、量子コンピューティング技術を活用した世界初の商用ソリューションとして、クラウドプラットフォーム「MAGELLAN BLOCKS」の開発を行うテクノロジーカンパニーです。同社では、街を舞台にビッグデータやAI、量子コンピュータを駆使して快適で豊かな都市サービスを創出する「City as a Service」を推進しています。日本工営もその同社の考えに賛同し、両社が培ってきた技術やノウハウを共有し、連携していくことで、国際社会において極めて重要な課題である脱炭素社会の実現を目指しています。

量子コンピュータを活用し、ヤンゴン市の廃棄物管理問題の解決へ

ミャンマーは、経済成長率が6%台とアジア諸国の中でも高い伸びを示している反面、中心地であるヤンゴン市では、廃棄物量が年々増加を続ける中で、廃棄物収集運搬業務に非効率さが生じ、深刻な廃棄物問題に直面しています。

本事業では、ミャンマーの最大都市であるヤンゴン市のこうした廃棄物管理問題に対し、安全性・エネルギー効率・社会環境保全を視野に入れながら、都市レベルの廃棄物戦略の策定、および量子コンピューティング技術やAI技術を活用して収集運搬システムの整備を目指します。グルーヴノーツが提供する「MAGELLAN BLOCKS」を活用することで、ごみ収集車の台数を抑えながら市内の集積場を効率的に回る最短ルートを算出し、最も良いシフトや作業計画、運搬経路の作成等を容易かつ高速に行うことが可能になります。最適な人材配置、業務効率や運搬効率、生産性の向上の実現により、燃料消費、CO2の削減に繋げていきます。

廃棄物管理業務の効率化イメージ

BEFORE ごみがなくてもすべての回収場所を回っている、渋滞する道路を通っている、収集車にごみを積み込みきれず再度回収に回っている、業務を終了させるために残業している。
AFTER MAGELLAN BLOCKS AIでごみの発生量を予測+量子コンピュータで収集運搬計画を高速計算、最適ルートを提示 発生量に応じて収集車を移動させる、ごみの発生場所だけ回収に回る、交通渋滞を回避したルートを回る 高い積載率、最短のルート、時間の最小化 = 改修効率、生産性の向上

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