交通ビッグデータ活用による渋滞緩和に向けた実証実験

交通ビッグデータ活用による渋滞緩和に向けた実証実験

インドネシア国マカッサル市の渋滞緩和・スマートシティ化推進 ソリューション提案 NIPPON KOEI、データ収集・分析 SmartDrive

日本工営と、モビリティデータを活用したサービスを提供するスマートドライブは、交通ビッグデータを活用した渋滞緩和に向けた実証実験をインドネシア・マカッサル市で実施しています。

実証実験では、スマートドライブが、携帯電話や車両のGPS情報等をもとにマカッサル市の人や車両の移動から交通データを収集・解析し、日本工営がデータを基に渋滞悪化箇所を特定、交通状況の可視化および渋滞を緩和するルート選定を行います。渋滞情報や迂回路情報、目的地への所要時間などのリアルタイム交通情報は可変表示板(VMS)を導入し、表示します。

モビリティデータ×幅広い技術ソリューションで、スマートシティ化の可能性を模索

マカッサル市
スマートシティ・オペレーションセンター

マカッサル市は、人口140万人の東インドネシアの中心都市で、通勤・通学の時間帯を中心に渋滞が日常化しており、交通渋滞が最重要課題の一つとなっています。対応策として、ASCN(ASEAN Smart Cities Network)26都市としてスマートシティの取り組みを推進、交通対策では監視カメラによる目視での遠隔指導や、データセンターを設置して交通量や車の流れの把握を試みているものの、抜本的な交通渋滞緩和に向けた施策とはなっていないのが現状です。本実証実験による交通データ活用が、今後の抜本的な課題解決やスマートシティ推進の施策立案に役立てられることが期待されています。日本工営の持つ交通計画等の幅広い技術ソリューションと、スマートドライブが持つ交通データの取得から分析・利活用までのノウハウを組み合わせ、社会問題となっている渋滞の緩和やスマートシティ化の可能性などを検証していきます。

2022年の事業開始をめざして

この実証実験は、経済産業省 資源エネルギー庁が「令和2年度新興国等におけるエネルギー使用合理化等に資する事業」の一環として行う「スマートシティの海外展開に係る実現可能性調査」の公募に、日本工営・スマートドライブが連名で応募、採択されたことを受け行うものです。2020年12月からマカッサルでの情報収集・調査を開始、その調査結果を精査し2021年春より、実証実験を行い、2022年の事業開始を目指していきます。

この実証実験を端緒として、大きな社会課題となっている移動に関する課題(交通事故や渋滞)解決や更なる経済発展へ貢献していきます。

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